優越感/いやお前が言うな
primeノックアウト
ディセプティコンとかいうロボット軍団に捕まり、このノックアウトとか言うキザったらしいナルシストのロボットにこき使われるようになってどれくらい経っただろう。反抗すれば酷い目に遭うのはよく知っているのでもう諦めた。
「やっと素直になりましたね」
ノックアウトのその鋭利に尖った指が顎下を引っ掻く。胡乱気に見上げれば、何を勘違いしたのか満足そうに笑う。
「これからも仲良くしましょうね、私たち気が合いそうです」
いや、お前が言うなという言葉の代わりに小さな舌打ちが出た。畳む
SS置き場 Xに投下してる習作SS置き場です
2023年11月5日(日) 13:26:24
目を覚まして/名前を呼んで
覚醒ミラージュ
助手席からは静かな寝息が聞こえる。アパートの方への道をもう一本逸らして正反対の方へ走る。もう少し、彼女をオレの中に留めていたくて、起こすのが名残惜しくて夜の街を走り続ける。こんなに穏やかな夜もたまにはいい。
ただ、少し退屈だ。早く目を覚まして、オレの名前を呼んでくれないかとも思う。
まだ共にいたい。でも、彼女が目を覚ませば今日はさよならになるから、もう少しこのままでいたい。畳む
覚醒ミラージュ
助手席からは静かな寝息が聞こえる。アパートの方への道をもう一本逸らして正反対の方へ走る。もう少し、彼女をオレの中に留めていたくて、起こすのが名残惜しくて夜の街を走り続ける。こんなに穏やかな夜もたまにはいい。
ただ、少し退屈だ。早く目を覚まして、オレの名前を呼んでくれないかとも思う。
まだ共にいたい。でも、彼女が目を覚ませば今日はさよならになるから、もう少しこのままでいたい。畳む
2023年11月5日(日) 13:24:19
夕焼け/嘘吐き、どの子?
実写オプティマス
綺麗なものを見ると、好きな人に教えたくなる。オプティマスの助手席から見える山向こうを赤く染め上げる夕焼けを見てそれを言いたくなる。
「ねぇ、あっちの山、真っ赤ですごく綺麗」
地球にやってきたばかりのオプティマスに少しでも好きになってほしくて、地球のいいところをできるだけ言うようにしている。
「ああ、この星は美しいもので溢れているな」
「まだたくさんあるよ。また一緒に見に行こう」
「そうだな。……楽しみにしていよう」
そうオプティマスと約束した。畳む
実写オプティマス
綺麗なものを見ると、好きな人に教えたくなる。オプティマスの助手席から見える山向こうを赤く染め上げる夕焼けを見てそれを言いたくなる。
「ねぇ、あっちの山、真っ赤ですごく綺麗」
地球にやってきたばかりのオプティマスに少しでも好きになってほしくて、地球のいいところをできるだけ言うようにしている。
「ああ、この星は美しいもので溢れているな」
「まだたくさんあるよ。また一緒に見に行こう」
「そうだな。……楽しみにしていよう」
そうオプティマスと約束した。畳む
2023年11月5日(日) 13:21:04
鳴り響く/だれにもおしえてあげないよ。
G1マイスター
マイスターのシートに座ると、私の心臓はずっと鼓動を打ち続けて鳴り響く。もしかしたら、マイスターに聞こえているのではないかと、怖くなることがある。私の緊張がマイスターに気づかれていなければいいけど。
「さっきからずっと黙っているけど、どうかしたかい?」
「え? う、ううん、何もないよ」
優しくマイスターが聞くと、一瞬心臓が止まってまた早く打ち続ける。この気持ちはマイスターにも、誰にも教えるつもりはない。畳む
G1マイスター
マイスターのシートに座ると、私の心臓はずっと鼓動を打ち続けて鳴り響く。もしかしたら、マイスターに聞こえているのではないかと、怖くなることがある。私の緊張がマイスターに気づかれていなければいいけど。
「さっきからずっと黙っているけど、どうかしたかい?」
「え? う、ううん、何もないよ」
優しくマイスターが聞くと、一瞬心臓が止まってまた早く打ち続ける。この気持ちはマイスターにも、誰にも教えるつもりはない。畳む
2023年11月5日(日) 13:20:21
微笑む/僕の半分
覚醒ミラージュ
オレの身体は機械だが、オレの半分はあんたによって作られている、と最近思う。
気づいていないかもしれないが、オレの冗談や軽口にカラカラと笑う。するとあんたはその後、余韻を残すように微笑むんだ。その表情を見ると、オレの視界はチカチカとわずかに眩しくなって、身体が支配されるように僅かに痺れる。
そして、それは悪くないと思っている。畳む
覚醒ミラージュ
オレの身体は機械だが、オレの半分はあんたによって作られている、と最近思う。
気づいていないかもしれないが、オレの冗談や軽口にカラカラと笑う。するとあんたはその後、余韻を残すように微笑むんだ。その表情を見ると、オレの視界はチカチカとわずかに眩しくなって、身体が支配されるように僅かに痺れる。
そして、それは悪くないと思っている。畳む
2023年11月5日(日) 13:16:19
暗号/自分のモノには名前を書きましょう
覚醒ミラージュ
ふと鏡に映った顔を見て、うたた寝をしている間に頬に落書きをされていることに気づいた。文字のような模様だけど、何て書いてあるのかは分からない。この地球上で使われている文字ではない。
「あら、貴方はお留守番なの?」
そこに、アーシーがやってきた。彼女に聞いてみればなんて書いてあるか分かるだろう。
「これ、なんて書いてある?」
一瞬面食らったアーシーはおかしそうに笑った。
「さぁ、ミラージュに聞いてみたら?」畳む
覚醒ミラージュ
ふと鏡に映った顔を見て、うたた寝をしている間に頬に落書きをされていることに気づいた。文字のような模様だけど、何て書いてあるのかは分からない。この地球上で使われている文字ではない。
「あら、貴方はお留守番なの?」
そこに、アーシーがやってきた。彼女に聞いてみればなんて書いてあるか分かるだろう。
「これ、なんて書いてある?」
一瞬面食らったアーシーはおかしそうに笑った。
「さぁ、ミラージュに聞いてみたら?」畳む
2023年11月5日(日) 13:08:19